シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜
学生としての最後の朝。外は快晴。
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うーん、改めて良い曲。晴れの日に聴きたくなる曲です。
この曲の主人公は恋に落ちていますね。対照的な二人の女の子に。
一番では、主人公は、「愛想なし」で、何かこちらが働きかけてもいつも「曖昧な反応(リアクション)」しかしない子に恋をしているのでしょう。
想像するに、その女の子は、(異性との)コミュニケーションに慣れているわけではなさそうです。そのせいか、周囲の「友人の評価はイマイチ」であり、誰からも好かれるような一般受けするようなタイプの子ではないような感じがします。
それでも、やっぱりその子が好きなのです。
愛想がないからこそ、たまに魅せる笑顔がたまらなく可愛らしい。そして、その恋心を仲の良い友人との「打ち明け話」で強く自覚したようです。
どうやら最近、友人が行動を起して(純情を捧げて)恋人と結ばれたというぶっちゃけ話を聞いて、「まじかよ!?そんなの聞いてねーよ!」と大人げなく嫉妬しつつも、「ああ、俺も攻めないとな!(順番を待ってるだけじゃつらいな!)」と自らを鼓舞しているように思えます。
「あいつは愛想はよくない。友人の評価もイマイチ。だから、なんとなく自分の気持ちに正直になれなかったけど、友人も勇敢にアタックしたようだ。で、上手くいったらしい。ああー、お前うらやましいな!お前の話を聞いて、あの子に対する恋心を強く自覚してしまったじゃないか!だから俺も、あの子にアタックしちゃおうかな!駆け引きとか面倒だ!恋なんて所詮、わがままとわがままのぶつかり合いだ!まずはこっちから気持ちを伝えてしまおう!よし!」
てな感じでしょうか(笑)。
さて、二番の歌詞はどうでしょう。
一番に比べて歌詞のボリュームが少ない二番では、一番とは対照的と思われる「わがまま」な 女の子に恋しています。
主人公なのか女の子なのか、誰の「劣等感」なのか議論が分かれるところですが、ここではおそらく、女の子が主人公に対して劣等感を抱いていると考えるのが自然でしょう。
上下関係で例えるならば、主人公(男)が上で、女の子が下。妹っぽい女の子と解釈することも出来そうです。
でも、やっぱりその子が好きなのです(笑)
妹っぽく、わがままばかりだけど、たまに見せる面倒見の良さ。
こういう彼女の時折見せる母性本能と普段のわがままさ。そのギャップに主人公は魅了されているのでしょう。
何遍も恋の辛さを味わったって
HEYHEYHEY
不思議なくらい人はまた恋に落ちてゆく
というサビが個人的にはとても共感できます(笑)
愛想なしの君が笑った そんな単純な事で
遂に肝心な物が何かって気付く
打ち明け話にあった純情を捧げたって奴に
大人げなく嫉妬したりなんかして
ねえ 等身大の愛情で挑んでるのに
世間は暗い話題
恋なんて言わばエゴとエゴのシーソーゲーム
いつだって君は曖昧なリアクションさ
友人の評価はイマイチでもShe So Cute
順番を待ってたんじゃつらい
勇敢な恋の歌
劣等感を逆手にとってわがままばかりの君が
隠し持った母性本能は凄い
ねえ 変声期みたいな吐息でイカせて
野獣と化してAh Ah
何遍も恋の辛さを味わったって
不思議なくらい人はまた恋に落ちてゆく
運命のイタズラってやつも考慮して
照準を絞ってステップアップしたい
そう祈って眠るだけ