僕を動かすもの
小学生の時は、毎日ドッジボールをやっていた。男女問わずたくさんの友達が参加していたし、本当に楽しかった。無我夢中だった。
6年生で最後の大会が終わり、毎日していた放課後の練習がなくなった。
心にぽっかり穴が空いてしまったのを覚えている。
ただ純粋に「ドッジボールをすること」が好きなら、大会後もやっていれば良かったし、そうしていたはずだけど、もうドッジボールはやらなかった。なぜなら、大会で優勝するという目標がなくなったから。
もちろんドッジボールが好きだからこそ、毎日やってこれた。
でも、目標がないと、やる気が起きないのも事実。
今も、当時と似た心境。
自分を突き動かすものは何か。
今言った「目標」もその一つ。
その目標を失われた時の心の空しさは、今も昔も変わらない。
それならば、何も目標を持たないで自由気ままに生きていくほうが楽なように思える。
でも、目標も何もない人生は何の変化もない人生。こんなの面白くもなんでもない。
失われた目標がまた一つ増える度、
新たな目標を探している。
ダメもとだとわかっていればいるほど、
楽しくなる。
目標が僕を動かす。